会計・金融系資格

簿記2級の合格率推移を徹底解説!年度別データと難易度の変化

簿記2級の合格率は?最新データをまず確認

日商簿記2級の直近の合格率は約20〜25%です。この数字は日本商工会議所が公表している統計データに基づいています。

出典:日本商工会議所 受験者データ

合格率20〜25%は、国家資格の中では「やや難関」に位置します。例えば宅建士が約15〜17%、FP2級が約40〜50%であることを考えると、簿記2級は中堅レベルの難易度と言えます。5人に1人しか受からない試験です。この数字、あなたはどう感じますか?

簿記2級合格率の年度別推移

年度 受験者数 合格者数 合格率
2023年度 約230,000名 約50,000名 21.7%
2022年度 約220,000名 約48,000名 21.8%
2021年度 約210,000名 約51,000名 24.3%
2020年度 約180,000名 約42,000名 23.3%
2019年度 約250,000名 約60,000名 24.0%
2018年度 約240,000名 約34,000名 14.2%
2017年度 約240,000名 約60,000名 25.0%
2016年度 約250,000名 約62,000名 24.8%

出典:日本商工会議所 受験者データ

2023年度

21.7%

2022年度

21.8%

2021年度

24.3%

2020年度

23.3%

2019年度

24.0%

2018年度

14.2%

2017年度

25.0%

2016年度

24.8%

※ 上記データは公式発表をもとに作成。最新情報は公式サイトをご確認ください。

合格率が変動する要因:難化・易化の背景

2016年度の試験範囲改定による影響

2016年度から試験範囲が大幅に改定され、連結会計や税効果会計が出題範囲に加わりました。この改定により、2018年度には合格率が14.2%まで急落しています。改定直後は受験者が新範囲に対応しきれず、難化傾向が顕著でした。

ネット試験導入による受験機会の増加

2020年度からネット試験(CBT方式)が導入され、統一試験(ペーパー試験)との併用が可能になりました。受験機会が増えたことで受験者数は一時減少しましたが、合格率は20%台前半で安定する傾向にあります。ネット試験は随時受験できるため、準備不足での受験も増えている可能性があります。

近年の傾向:合格率は20%台前半で安定化

2019年度以降、合格率は概ね20〜25%の範囲で推移しています。試験範囲改定から時間が経過し、対策テキストや講座も新範囲に対応したことで、難易度が安定してきたと考えられます。ただし70点以上という絶対評価のため、問題の難易度によって回ごとのばらつきは依然として存在します。

簿記2級の難易度ランク:合格率から見えること

難易度:やや難

合格率20〜25%は、簿記系資格の中では中級レベルに位置します。同じく商業・経理系の資格では、ビジネス会計検定2級が約30〜40%、税理士試験科目が約10〜15%です。また、IT系の基本情報技術者試験が約25%前後であることを考えると、簿記2級は「しっかり対策すれば手が届くが、甘く見ると落ちる」難易度です。

合格率が低い理由は、商業簿記と工業簿記の両方を70点以上取らなければならない点にあります。特に工業簿記は製造業に馴染みのない受験者にとってイメージしづらく、苦手意識を持つ人が多い分野です。また、2016年の試験範囲改定で連結会計など高度な論点が加わったことも難易度上昇の一因となっています。

合格率を踏まえた合格戦略:何をすべきか

合格率20〜25%という数字から逆算すると、簿記2級合格には250〜350時間の学習時間が必要とされています。1日2時間確保できれば約4〜6ヶ月、1日1時間なら8ヶ月〜1年の学習期間を見込むべきです。

▶ 具体的な勉強時間の目安は簿記2級の勉強時間 目安で詳しく解説しています。

独学と通信講座のどちらが有利かは、合格率の観点からも議論されます。独学の場合、市販テキストと問題集だけで挑むため、理解に時間がかかり挫折率が高まります。特に工業簿記や連結会計といった複雑な論点では、独学者の正答率が低い傾向にあります。一方、通信講座では講師の解説動画や質問サポートがあり、理解のスピードと正確性が高まります。

合格率が低い試験ほど、体系的なカリキュラムと継続サポートを提供する通信講座の価値が高くなります。費用対効果を考えれば、短期間で確実に合格を目指すなら通信講座の活用が現実的な選択肢です。

まとめ:簿記2級の合格率と今後の対策

簿記2級の合格率は近年20〜25%で安定しており、今後も大きな変動は予想されません。70点という絶対基準をクリアするには、商業簿記・工業簿記ともにバランス良く得点する必要があります。早めに対策を始めることが合格への近道です。

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