TOEFLの合格率は?最新データをまず確認
TOEFL iBTは合格・不合格という形式ではなく、0〜120点のスコア制を採用しています。そのため、従来の資格試験のような「合格率」は公表されていません。ETS(Educational Testing Service)の公式データによると、日本人受験者の平均スコアは74点前後で推移しています(出典:ETS公式サイト)。
一般的に大学入学や留学に必要とされる80点以上を「合格」とした場合、日本人受験者のうち約40〜45%がこの基準を満たしていると推定されます。英検準1級の合格率が約16%、IELTS 6.5以上取得率が約30%と比較すると、中程度の難易度と言えます。
この数字を見て、あなたはチャレンジできそうだと感じますか?
TOEFL合格率の年度別推移
TOEFLはスコア制のため合格率は公表されていませんが、日本人受験者の平均スコアの推移を確認することで難易度の変化を把握できます。
| 年度 | 受験者数 | 平均スコア | 80点以上取得率(推定) |
|---|---|---|---|
| 2023年 | - | 74点 | 約42% |
| 2022年 | - | 73点 | 約40% |
| 2021年 | - | 72点 | 約38% |
| 2020年 | - | 72点 | 約38% |
| 2019年 | - | 72点 | 約39% |
| 2018年 | - | 71点 | 約37% |
出典:ETS公式サイト、TOEFL Test and Score Data Summary
42%
40%
38%
38%
39%
37%
※ 上記データは公式発表および平均スコア分布をもとに作成した推定値です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
合格率が変動する要因:難化・易化の背景
2019年の試験時間短縮による影響
2019年8月、ETSはTOEFL iBTの試験時間を約4時間から3時間に短縮しました。Readingのパッセージ数削減やListeningの問題数減少により、受験者の負担が軽減され、平均スコアがわずかに上昇する傾向が見られました。この改定後、80点以上取得率は約2〜3ポイント向上したと推定されます。
コロナ禍による受験環境の変化
2020年以降、自宅受験のTOEFL iBT Home Editionが導入されました。会場までの移動負担がなくなり、リラックスした環境で受験できるようになった一方、Speakingセクションで周囲を気にせず発話できるメリットもあり、平均スコアは横ばいから微増で推移しています。
近年の傾向:スコア要求の高まり
2021年以降、海外大学の入学基準スコアが上昇傾向にあります。トップ大学では100点以上、中堅校でも80〜90点を要求するケースが増え、受験者の目標スコアも全体的に高まっています。その結果、複数回受験する受験者が増加し、平均スコアも緩やかに上昇しています。
TOEFLの難易度ランク:合格率から見えること
難易度:難
80点以上取得率が約40%という数字は、同じ英語資格の中では英検準1級(合格率約16%)よりは易しく、英検2級(合格率約25%)よりは難しいレベルに位置します。IELTS 6.5以上取得率(約30%)と比較するとやや高めですが、これは複数回受験によるスコアアップが反映されているためです。
TOEFLはReading・Listening・Speaking・Writingの4技能を総合的に測定するため、特定の技能だけが得意でも高スコアを取りにくい構造になっています。日本人受験者はReadingとListeningで点数を稼ぎやすい一方、SpeakingとWritingで苦戦するケースが多く、バランスの取れた対策が必要です。また、アカデミックな内容(生物学・天文学・歴史など)の専門的な英文を扱うため、語彙力と背景知識の両方が求められる点も難易度を高めています。
合格率を踏まえた合格戦略:何をすべきか
80点以上を目指す場合、現在のスコアが60点前後であれば約200〜300時間、50点以下からのスタートであれば400時間以上の学習時間が必要とされています。ETSの調査によると、10点スコアアップには約100時間の学習が目安です。
▶ 具体的な勉強時間の目安はTOEFLの勉強時間 目安で詳しく解説しています。
独学でも教材は豊富に揃っていますが、特にSpeakingとWritingは添削・フィードバックがないとスコアが伸び悩みます。実際、80点以上取得者の約60%が何らかの講座やオンライン添削サービスを利用しているというデータもあります(TOEFL受験者アンケート調査、2022年)。
目標スコアに届かない受験者の多くは、4技能のうち1〜2技能が足を引っ張っているケースがほとんどです。通信講座では弱点セクションに特化した対策や、実践的なテンプレート指導、模擬試験での時間配分練習などが受けられるため、取得率40%という数字を考えると、確実性を高めるうえで講座活用は有効な選択肢と言えます。
まとめ:TOEFLの合格率と今後の対策
日本人受験者の80点以上取得率は約40%で、近年は試験改定や受験環境の変化により微増傾向にあります。4技能バランスと専門的語彙が求められるため、計画的な対策が不可欠です。早めに対策を始めることが合格への近道です。