司法書士の合格率は?最新データをまず確認
司法書士試験の直近の合格率は約4〜5%です。令和5年度は5.18%、令和4年度は5.18%と、ここ数年は5%前後で推移しています。
出典:法務省 司法書士試験
この合格率は行政書士(10〜13%)や社会保険労務士(6〜7%)と比較しても明らかに低く、宅建士(15〜17%)の約3分の1という水準です。国家資格の中でも最難関クラスに位置づけられる数字といえます。
この数字、あなたはどう感じますか?
司法書士合格率の年度別推移
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和5年度(2023) | 13,372人 | 695人 | 5.20% |
| 令和4年度(2022) | 12,727人 | 660人 | 5.18% |
| 令和3年度(2021) | 11,925人 | 613人 | 5.14% |
| 令和2年度(2020) | 11,494人 | 595人 | 5.18% |
| 令和元年度(2019) | 13,683人 | 601人 | 4.39% |
| 平成30年度(2018) | 14,387人 | 621人 | 4.32% |
| 平成29年度(2017) | 15,440人 | 629人 | 4.07% |
| 平成28年度(2016) | 16,725人 | 660人 | 3.95% |
出典:法務省 司法書士試験
5.20%
5.18%
5.14%
5.18%
4.39%
4.32%
4.07%
3.95%
※ 上記データは公式発表をもとに作成。最新情報は公式サイトをご確認ください。
合格率が変動する要因:難化・易化の背景
受験者数の減少による合格率上昇
平成28年度には16,725人だった受験者数が、令和3年度には11,925人まで減少しました。一方で合格者数は600〜660人とほぼ一定数に保たれているため、合格率は3.95%から5.14%へと上昇しています。法務省が一定の合格者数を確保する方針をとっているため、受験者数の減少が合格率を押し上げる要因となっています。
基準点の年度別変動
司法書士試験は午前・午後それぞれの基準点と総合点の基準を突破する必要があります。この基準点は問題の難易度によって毎年変動し、令和4年度は午前の基準点が81点、午後が72点でしたが、令和5年度は午前78点、午後75点と調整されました。問題の難易度が上がった年度は基準点が下がり、易しい年度は基準点が上がることで、合格率がある程度一定に保たれる仕組みです。
近年の傾向:5%台での安定化
令和2年度以降、合格率は5%台で安定推移しています。受験者数の減少傾向が続く一方、合格者数は600人前後を維持する政策的調整が働いているためです。今後も大幅な合格率の変動は考えにくく、5%前後が続くと予測されます。
司法書士の難易度ランク:合格率から見えること
難易度:最難関
司法書士の合格率約4〜5%は、税理士(15〜20%)、不動産鑑定士(15%前後)、公認会計士(7〜10%)と比較しても低く、国家資格の中でも最難関クラスに位置します。同レベルの難易度を持つ資格としては、弁理士(6〜8%)や土地家屋調査士(8〜10%)が挙げられますが、司法書士はその中でもさらに低い水準です。
合格率が低い最大の理由は、試験範囲の広さと深さにあります。民法・不動産登記法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・司法書士法・供託法・憲法・刑法と、11科目にわたる膨大な法律知識が求められます。さらに午前・午後それぞれの基準点突破に加えて総合点での合格基準があるため、苦手科目を作ることができません。また、記述式問題では実務に即した正確な登記申請書の作成能力が問われ、単なる暗記では対応できない実践力が必要です。
合格率を踏まえた合格戦略:何をすべきか
合格率約4〜5%という数字から逆算すると、必要な学習時間は一般的に3,000時間以上とされています。1日3時間の学習で約3年、1日5時間なら約2年の継続が必要な計算です。
▶ 具体的な勉強時間の目安は司法書士の勉強時間 目安で詳しく解説しています。
独学と通信講座のどちらが有利かについては、合格率の観点から明確に通信講座が推奨されます。独学の合格率は1〜2%程度と推定される一方、大手通信講座の受講生の合格率は10〜15%と公表されているケースもあります。試験範囲が膨大で法改正も頻繁にあるため、最新情報と効率的なカリキュラムを提供する通信講座の価値は極めて高いといえます。
合格率が5%を切る最難関試験だからこそ、正しい教材選びと学習戦略が合否を分けます。独学で遠回りするより、実績のある通信講座で最短ルートを進むことが合格への近道です。
まとめ:司法書士の合格率と今後の対策
司法書士試験の合格率は約4〜5%で推移しており、今後も大きな変動はないと予測されます。国家資格最難関クラスの試験だからこそ、早めに対策を始めることが合格への近道です。
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